INFJ型:人に感化を与える
優しく、思いやりがあり、寛容だが、少々頑固なところがある。

ひらめき(型)が内面に向かい(型)、際限なく可能性やアイデアを生み出す。だが、このひらめきや創造性が外に表れにくいには、いいかげんではなく(型)人のために尽くすのを(型)求められていると感じているからだ。

外向的な人がいるところでは、冗談を言ったり、アイデアやとっぴな考えや独創的な意見を披露する。

だがたいていは心にあることをめったに吐き出さないので、そばにいるものはフラストレーションを感じる。

INFJ型はしばしば,正規の訓練を受けたわけではないのに、グループの動態を把握するのにたけている。

まるで超能力者のように、グループの中の人間関係や反応を察知する。だが、気づいたことを自分の胸におさめたままにする。

人の愛情を受け止めるのは巧みだが、元来、内向的なので、自分のほうからは愛情は出し惜しみする。

お喋りはくだらないと思っているので、コミュニケーションが足りなくなり、職場でも家庭でも人間関係にマイナスの影響を与えてしまう。

INFJ型は、男性よりも女性のほうが明らかに得である。
型なので、伝統的に女らしいとされる人の世話をする資質に恵まれているが、型のため、往々にしてその資質をおもてに表さない。

家庭でも職場でも、打ち解けない傾向があるので、とりわけはっきりと認めてもらいたがる人には愛情や関心がないと思われてしまう。

INFJ型の女性はよく「いい人なんだけど、よそよそしい」と文句をいわれる。

いてほしいときにはいつもそばにいるし、頼りになり、落ち着いていると認めてはいても、つい愚痴をこぼしたくなるのだ。

INFJ型の女性は理解してもらうように自分の気持ちを言ったとしても、柄にもないと思われ、おおむね信じてもらえない。
それがINFJ型の女性のフラストレーションになるのはいうまでもない。

INFJ型の男性のほうは、伝統的に「男らしさ」と見なされない資質なので、厄介な事態になる。

弱々しいというイメージに対抗しようとして、しばしばその場状況にはそぐわないほど頑固になってしまう。

一見些細な問題でも、まるで全世界にかかわるかのように受け止めかねない。
そのために、穏やかで知性豊かな想像力で人に感化を与えるという定評を裏切ってしまうことがある。

一般的には自分の考えを穏やかで控えめにのべようとする、「ペンは剣よりも強し」の典型といえる。

INFJ型にとって、家庭は自分の理想主義と人道主義を曲げずに振舞える場である。
だが、協調を求めるあまりに、かえって人間関係をぎくしゃくさせてしまうことがある。
しかし、おもてだって争うよりは、自分の中でそれを解決しようとする。それがF型特有のいつも自分が犠牲になっているという感じを募らせることにもなる。

長い目で見ると、こうした内面の緊張は、本人にもほかの人にも罪の意識を持たせるだけで、ほとんど何の解決にもならない。

INFJ型本人は、協調を求める気持ちは強いのに、どうすべきか口に出さないので、この協調という目標はとりわけ達成しにくい。

親子関係
INFJにとって親というのは、子どもが自分なりに能力や精神を伸ばす手助けをする責任があると考える。

その典型として、INFJ型の親は能力を伸ばす機会を与えたら、子どもがその機会を生かすかどうか見きわめることに精力を注ぐ。子どもが努力する限り、資質の違いを認める。

励ましや助力を惜しまず、子どもが自分の能カを伸ばすことに関心を示したら、それが何であれ、たとえ好ましいと思わなくても、励ましてやろうとする。

INFJ型の子どもはいかにも楽しそうにしていることが多い。

自分の価値観を大切にする点では頑固だが、それ以外は協調を好む性格のうえに、好奇心や知識欲もあるので、聞き分けのいい勉強のよくできる子どもになる。

IN型なので理屈っぽく抽象的な科目のほうが好きなのだが、教師や親を喜ばせたくて、ほとんどの学科でいい成績をとる。