INTJ型:どんなことにも改善の余地がある
あれこれと際限なく可能性を思いつき、それがTJ型の面と結びつくと、しょっちゅう何でも改善したくなる。

すぐに「もっといい考えがある」と思いつき、言葉、計画、構想、着想、そして人まで、なんでも改善の余地があると思う。

INTJ型の目には、最善のものでもまだまだ改善できると映る。

元来、組織に向いているので、気がついたらその組織のトップになっていることも多い。

全体を見通せるだけでなく、複雑に入り組んだ部分も見える(型)、何事もとことんやるタイプ(型)なので、達成率が高い。
人からは仕事が出来る、適切なことを言う、機会を逃さないと見られる。

十六のタイプのうちでINTJ型がひと際独立独行型で、「マイ・ウェイ」がテーマソングといっていいほどだ。

NT型の入っているほかのタイプと同じで、この独立独行のところが、人からはしばしば傲慢な感じに見られて、なかなか深い付き合いにまで発展しない。

仕事でも遊びでも、よくお高くとまっていると見られ、理屈っぽいと思われることもある。

INTJ型にしてみれば、他意はないので、よそよそしいとか気配りにかけるようだと非難されると、びっくりする。

議論することで理解を深めるNT型だが、本人は「友好的な話し合い」と思っているのに、ほかの人からは敵愾心を剥き出しにした嫌な奴と見られがちだ。

INTJ型は女性よりも男性のほうが多い。
だから、独立心が強く理屈っぽいINTJ型の女性は、従来のいわゆる女らしさに欠けるのではないかと感じてしまいがちだ。

親子関係
INTJ型の親は、子どもの自立を、早ければ早いほどよいと促す。

はた目には愛情が薄いと見られることもあるが、INTJ型の親は、子どもに自立を教えているのだから、長い目で見れば親の愛情なのだと思う。

そのよい例が、子どもに泳ぎを教えるときだ。ほかの親なら危ないと思うような深いところに飛びこませる。それが泳ぎを覚える早道で、怖がらせず楽しく教えるよりも、とにかく泳ぎ方を覚えるのが肝心だと考えるのである。

INTJ型の子どもも独立心が旺盛である。

それに、子ども部屋は際限ない探究心を発揮する場なので、親が干渉すると、プライバシーを侵されたと感じる。

高校生になると、期末テストではよい点を取るのだが、日々の授業ではやる気を見せない「できの悪い生徒」と思われることが多い。