ISFJ型:義務感が強い
このタイプは裏方に回りたがる。
敏感、のんき、几帳面、従順、義務感が強い。

活力の源が内面にあり(型)、五感で受けとめたものを現実としてとらえ(型)、その活力をおもてに表すときは、もっぱらほかの人のために(型)、きちんとタイミングよく(型)使う。

人に尽くし、人を喜ばせることに人生の意義をみいだす。

ISFJ型にふさわしいイメージは頼りになる防波堤で、いつも黙って出番を待っている。

型なので、干渉されると愚痴をこぼすが、結局は義務感が強いので、やるべきことをやる。

ISFJ型は、仲間や友人から、人のよさにいつもつけこまれていると批判される。

もっとも、当の仲間や友人もそういいながら、同じように人のよさにつけこんでしまって悪いと思うことがある。

実際、ISFJ型は約束や義務を真面目に考え、ほかの人にそんなところを利用されるがままでいることが多い。

ISFJ型の男らしさや女らしさの問題は、男性の場合は複雑で、女性の場合は単純すぎる。

SFJ型の特徴は、ほぼ型にはまった女らしさにあるーおとなしい、控えめ、優しい、落ち着いている、依頼心が強い、気配りをする、貞節、従順、きれい好き、きちんとしている。

実際、ISFJ型の女性は、ほかのタイプの女性の行動が「女らしく」ないと、口には出さないが批判している。

日ごろから女らしさの「イメージ」どおりに振舞うので、年をとって、女らしくない行動をとったりすると、まわりの人をびっくりさせるだけではなく、反発されてしまう。

ISFJ型がいわゆる女らしいタイプだとすると、ISFJ型の男性のやさしく、気配りがきき、おとなしく、従順という資質は、典型的な「男らしい」行動とは正反対である。
その結果、もっと男らしく振舞うために、本来の行動を無理やり抑え付けかねない。

その場合、やりすぎてしまうことがあり、必要以上に男性的に振舞ったり、酒や煙草を飲みすぎたり、男らしさを「証明する」ためにやたらと闘争的になる。

親子関係
ISFJ型の親もまじめに親の責任を生涯、果たそうとする。

一般に、勤勉で、さまざまな親の務めを我慢強く果たし、子どもを保護する。
こうした特徴はすばらしいのだが、それが極端になると、子どものために自分の欲求を抑えることが多くなる。

すべての仕事が終わらないとくつろがず、レジャー活動もスケジュールを組む。
レジャーといえど義務のひとつなのだ。

自分に課された仕事や責任や要求に愚痴をこぼし、だからといって誰かがそんな苦労をさせまいとすると、狼狽してがっかりする。

たとえば、パーティーのごちそう作り、年とった親の世話、同窓会の幹事などをすることになると、あれこれ文句をいったり愚痴をこぽす。
だが、誰かが助け舟を出そうとすると、心外に思い、罪の意識にさいなまれる。

ISFJ型の子どもは、喜んでひとり遊びをするので、比較的手がかからず、きちんとしているし、従順である 総じて、よく勉強するし、模範的な子どもになる。

ISFJ型は子どももおとなも意外に頑固なところを見せることがある。
だが、相手の権威や役割意識や責任感を認めると、折れて頑固さをひっこめる。