武龍





「話はわかった、武龍。

腕の良い刺客だったが仕方がない。
一千万ドルで手を打とう。

期限は今日から三ヶ月。

期限内に上納することが出来れば
特別にシャオロンからの足抜けを認めよう。」


「・・一千万ドル・・三ヶ月以内に用意・・か・・」





「なにしろ、すごい大会らしいあるよ。

世界中の国の代表と戦って一番強い人を
決めるあるね。もっとすごいのは賞金が
一千万ドル!すごい大金ね!」


「一千万ドル!?」


「ふっ・・!格闘大会か・・おもしろい!
その一千万ドル、私が頂戴した・・!」





エンディング






「約束通り、一千万ドル用意した。

これで脱会を認めていただきたい。
よろしいな!」

「・・・・・・わかった・・・・脱会を認めよう。
・・ただし、屍となってな!」


「なにっ?!私は約束を守ったはずだ!」





「うむ・・君は実に忠実な部下だった・・

そして事情を少々知り過ぎた、いわば邪魔者。

我々のやり方は刺客であった君が一番良く
知っているだろう?」










「安心しろ、ボス、急所は外した。

弾丸すら素手で止められる私にハジキは通用しない。

この一千万ドルは貴様の命の代価として
私がいただく。

だがもし、今のような事が
また起こったら・・・・貴様の命は・・・・ない・・・・」





最後までかっこよく決めてくれました、武龍。

それにしてもボス自ら、しかも単体であんな公の場で

武龍の実力を熟知しながらも加勢無しで武龍を葬り去ろうとするなんて

シャオロンはその場のノリで行動したりといった

案外オープンな組織なのかもしれませんね。





戻る