マルコ





「本当にあんたって気が弱いわねぇ。

初めのうち、博士も人造人間の実験に成功したって
喜んでいたけど・・失敗作だって騒ぎ出すのも
時間の問題よ。特技はバラ園の手入れなんて
強化兵士として使い物にならないって・・」


「ふがぁ・・・・」





「あらっ格闘世界一を決める大会?

そうだ!これに出て優勝すれば強いって証明になるし
博士、研究資金が足りないって言ってたから
優勝賞金の一千万ドルをあげたらご褒美に
人間にしてもらえるかもよ?」


「ふんがぁ!」


その夜、マルコは旅立ちました。
早く人間になりた〜い!その願いを胸に秘めて。




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