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新コレクション「エジェリー」を祝い、2世紀に渡る女性用時計が特別来日展示

18世紀の変わり目からヴァシュロン・コンスタンタンの創意あふれる時計づくりの世界を優雅に彩ってきた女性向けの時計

ロレックススーパーコピーさまざまな芸術的な潮流を忠実に映し出すこの時計づくりの豊かな遺産を紹介するために、ヴァシュロン・コンスタンタンは、所蔵するヘリテージ・コレクションから女性用モデルを10点セレクト
2020年2月に発表した新コレクション「エジェリー」を祝い、ヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティックにてオートクチュールとオートオルロジュリー(高級時計製造)の2つの世界が出会った敬意を表明

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2020年11月東京 – 今年発売された新しいヴァシュロン・コンスタンタン・コレクション、「エジェリー」は、オートクチュールとオートオルロジュリー(高級時計製造)の2つの世界が出会い、それぞれが結びつける共通の価値観に敬意を表す。この期間限定のポップアップストアでは、ヴァシュロン・コンスタンタン銀座ブティックがエジェリーの世界観を表現した空間と化し、展示される時計は、メゾンがプライベートに保存するヘリテージ・コレクションから選んだセレクションでオートクチュールとの緊密な関係をあらためて浮き彫りにし、2世紀以上に渡って女性用の時計の創作に取り組んできたことを証明する。

オートクチュールとオートオルロジュリー(高級時計製造)は、密接な関係がある。オートクチュールのメゾンは、20世紀の半ば以来、アトリエでの服づくりからファッションショーに至るすべての活動をコード化する一連のルールに支配されてきた。当然ながらこの徹底的に厳格な規律に刺激を受けた各メゾンの想像力がオートクチュールのスタイルやラグジュアリー、クオリティといったすべての世界を形成している。ヴァシュロン・コンスタンタンなど、これに対するオートオルロジュリーでも同じようにしていくつもの教えが固く守られている。これによって、職人技や知識の融合から生まれるその時計が確かなオートオルロジュリーになるのだ。

ヴァシュロン・コンスタンタンがオートクチュールと共有している点は、独創的な創作に専ら意を注いで申し分のないクオリティを実現することや、メティエ・ダールならではの職人技への取り組み。そしてまた、女性の分野に触れなくては、この密接な関係を想起させるのは困難。女性の分野は、オートクチュールの表現にとって特別な場であり、ヴァシュロン・コンスタンタンでは、2世紀以上に及ぶアーティスティックな感性を体現する場でもあるのである。


フェミニンなオートオルロジュリー

女性たちは、歴史の非常に早い時期から時計製造に関心を抱いてきた。多くは時計というオブジェで自身の装飾を引き立てるのが目的で、中には特異なものもあったが、一般的には通常はジュエリーとしての時計だった。とはいえ、これらの品の実用性が無視されていたわけではなく、女性向けのリピーター・ウォッチやカレンダー・ウォッチがたくさん作られていたことがその証拠。しかも20世紀前半に腕時計が普及する以前に腕に時計を初めて着けたのは女性。ヴァシュロン・コンスタンタンは、18世紀の変わり目に初めて作られた女性用の懐中時計から、現在のエレガントなレディス・ウォッチに至るまで、あらゆる時期に足跡を残してきた。完璧に体にフィットする素晴らしいオートクチュールのように、これらの時計はすべて夢や情熱を掻き立てる。

ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ:今なお生き続け、インスピレーションをもたらす至宝

ヴァシュロン・コンスタンタンのヘリテージ・コレクションには、1300点以上にものぼる時計が含まれ、レディス・ウォッチの分野における創作にも並外れた勢いがあったことを物語っている。歴史に残る最初のものは1815年に遡る。このイエローゴールド製の懐中時計は、ケースバンドに繊細な花を象った彫金が施され、ガーネットがそのモチーフを引き立てるデザインに特徴があり、メゾンが早くから女性向けに特別な注意を払っていたことを示している。機能的な時計や儀礼用の時計であれ、ジュエリー・ウォッチやスポーツ・ウォッチを問わず、ヴァシュロン・コンスタンタンが女性用として創作した時計は、常に芸術的な潮流を取り込むことができ、その時々の衣装のトレンドや、女性の社会的地位の変化、彼女たちの望みや、さらには自由奔放な気持ちに合わせることができた。こうしたレディス・ウォッチは、1800年代からヴァシュロン・コンスタンタンの最も熟達した時計づくりに絶えず影響を与えてきたのである。

2世紀に及ぶ創作の軌跡を1回の展示会で振り返る

ヴァシュロン・コンスタンタンは、女性に向けた時計づくりの2世紀を描き出すためにヘリテージ・コレクションからいくつかの時計をシーン毎に選んだ。特別なイベントのために服をデザインする偉大なクチュリエと同じようにして、ヴァシュロン・コンスタンタンは、良きセンスの持ち主にとって「アクセサリー」の時計は不可欠なオブジェという点を考慮しながら、そのほか「ガラディナー(夜会)」や「アフタヌーンティータイム」、「ランチタイム」や「カクテルパーティー」と、それぞれのシーンでまとうファッションに合った時計を選んだ。

●シーン1:ガラディナー(夜会)
全体に宝石をあしらったゴールドとプラチナの女性用腕時計、タペストリースタイルのシルバー文字盤 (1918年製造)

アールヌーヴォーの華麗なスタイルが依然として人気を博していた20世紀初頭に腕時計が女性の手元でも存在を主張し始め、時間を告げるジュエリーとしての特別な表現手段をもたらした。

ビーズセットのブリリアントカットダイヤモンドで美しく引き立てられたベゼルからベゼルセットのアンティークカットダイヤモンドで豊かに装飾が施されたブレスレットに至るまで、全体に貴石を配したこのヴァシュロン・コンスタンタンのゴールドとプラチナのモデルといったイブニングウォッチでは特にそうであった。

この控えめなデザインのガラウォッチは、ジェムセッターの巧みな手仕事によってソフトな渦巻模様が繊細に表現されている。

●シーン1:ガラディナー(夜会)
ダイヤモンドをあしらい彫金を施したトノー型ケースの女性用腕時計 (1929年製造)

ヴァシュロン・コンスタンタンがアールデコ運動のデザインコードを腕時計に取り入れた1920年代、丸型から解き放たれたケースの輪郭は、オーバル(楕円)やレクタングラー(長方形)、スクエア(正方形)、あるいはこの1929年のモデルのようにトノー(樽型)を生みだした。またこの腕時計の可動ラグは抜群の快適な装着感をもたらした。

時計の装飾に理想的な性質が備わる素材としてプラチナを頻繁に用いる一方で、メゾンの創造力はジュエリーの奥深く錯綜した領域の探求によっても表現された。いわゆる“フォルム”(非ラウンド型)と呼ばれる特別な形にデザインされたこのプラチナのハイジュエリーウォッチは、まさにヴァシュロン・コンスタンタンの美的デザインを語るシグネチャーになった。

●シーン2:アフタヌーンティータイム
イエローゴールドとシャンルヴェ・エナメルの女性用ペンダントウォッチ(1834年製造)

時計を腕に着ける以前の頃は、女性たちはペンダントとして着けて楽しんだ。花から着想したモチーフを繊細な多色のシャンルヴェ・エナメルでカバーに描いたこのペンダントウォッチもそうである。

ケースバンドには花と葉のモチーフが彫られ、シルバーの文字盤にはギヨシェ彫りでタペストリー模様があしらわれている。

この時計は、極めて装飾的なジュエリー・ウォッチを好んだ当時の女性らしい嗜好を証明していて、それにはヴァシュロン・コンスタンタンが一貫して培った芸術的な職人技の熟達が少なからず求められた。

●シーン2:アフタヌーンティータイム
イエローゴールドとエナメルの女性用ブローチウォッチ、ダイヤモンドおよびパウンス装飾の彫金によるレリーフのアップリケ(1901年製造)

19世紀から20世紀にかけての時期は、女性用の時計といえば、一般的には依然として儀式用の装身具や貴重なジュエリーとみなされていた。

そうした装飾には、ヴァシュロン・コンスタンタンが常に率先して育成してきた熟達のアルティザンたちの専門技術が招集された。

この1901年の時計は、宝石をセットし、エナメルの花で飾ったブローチには、そうした職人技が見事に表現されている。

またイエローゴールドのケースは、パウンス装飾の彫金の技法が特徴になっている。この繊細で元に戻すことが不可能な彫金の作業は、金属に彫刻を行うために素材を除去し、レリーフ効果を作り出す。

最後の仕上げは、花の装飾を加えるためにエナメルの専門職人に委ねられ、花モチーフもまたビーズセットのダイヤモンドが引き立てる。

シーン3:ランチタイム
プラチナの女性用ペンダントウォッチ、ダイヤモンドとルビーをセット、吊り下げチェーンにもダイヤモンドをセット(1925年製造)

特別な宝石のセッティングによってアールデコの典型的な幾何学デザインを際立たせたこのプラチナの女性用ブローチウォッチは、この種の時計の手本である。

ダイヤモンドとルビーを完璧にシンメトリーに配置しながらも、複雑ではなく楽しげな雰囲気を醸すこの時計はまた、超小型ムーブメントによって時計技術の傑作にもなっている。

宝石を美しくあしらって上品かつ繊細に作られたこのモデルに完璧にマッチする7リーニュ(2.15 x 6.5 mm)のムーブメントは正真正銘の技術的偉業を語っている。

シーン3:ランチタイム
リンクがカーブしたブレスレットに彫金を施したイエローゴールドの女性用“シークレット”ウォッチ (1946年製造)

1940年代以降、アールデコの幾何学デザインは、より自由奔放で活力にあふれたフォルムへととって代わられ、そこにはこの時代に行き渡る自由の精神が反映されていた。

時刻も示すジュエリーとして考案された“シークレット”ウォッチは、この時代の変わり目に特に人気を博し、ヴァシュロン・コンスタンタンは、それを実際に作ることでは他に抜きん出ていた。

カーブした幅の広いリンクが特徴のブレスレットに彫金でテクスチャーのようなモチーフを施したこのイエローゴールドの時計は、まさにそうした一例である。

一段とボリューム豊かなこの時計は、ラグのデザインに綿密な手が加えられてケースがブレスレットの中に一体化されているように見える。

シーン4:カクテルパーティー
イエローゴールドにダイヤモンドとルビーをセットした女性用“ベルト”ウォッチ(1953年製造)

1950年代は戦後ブームの幕開けを告げ、この開放と繁栄の時代に勃興した芸術的上の冒険的企ては、大胆な形状や予想もしないタッチ、反逆的な遊び心のアプローチといったかたちで世に現れた。

そして女性用の時計も、さまざまなフォルムや巧妙にミックスしたジャンルへと範囲を広げる創作表現の場になった。

ロレックススーパーコピー 代引き“リストベルト”のように仕立てたこのイエローゴールドのメッシュブレスレットは、ブリリアントカットのダイヤモンドとルビーをビーズセットした特徴的なバックルが備わり、装飾を凝らしたカバーの下に時計が隠れる“シークレット”ウォッチのデザイン。

極めてエレガントなスタイルを放つこの時計には、型破りのデザインの紛れもないヒントがある。